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□第54号 リスケについて□
支出削減の努力にもかかわらず資金繰りが苦しい時は、
金融機関に対してリスケジュール(リスケ)を依頼しましょう。
リスケとは、返済スケジュールを作り直すという意味です。
借入金の返済期間の延長により返済金額を削減する、
返済を一定期間据え置いてもらい金利の支払いのみにする、
などの方法があります。
いずれの方法が自杜にとって都合が良いかを、
よく検討して金融機関に依頼しましょう。
しかし、金融機関にリスケを依頼するにも、
ただ情に頼っての依頼では、金融機関は受けてくれません。
次のような資料を準備しましよう。
まず、【資金繰り予定表】
リスケによって、資金が正常に回転する旨を数字で表します。
リスケ後の営業による収支で、
きちんと資金が充足している事を強調しなければなりません。
次に、大事な【経営改善計画書】
いつまでに、何をする事によって、資金繰りを改善するのか具体
的に示します。経営改善のための会社の方針、不採算事業をやめ
て不稼動資産を売却するなど、資料で説明しなければなりません。
さらに、【返済計画書】
どんなスケジュールで返済するのかを示す資料です。
本業で今後黒字になるから返済可能資金
(税引き後利益+減価償却費)の範囲内で
何年で十分返済できます、ということを
分かってもらう事が必要です。
そして最後は、【社長の熱意! 】
経営改善計画書を提出して、改善の方途を熱く語ります。
ここの部分は、社長自らが内容を把握し、
改善へ向けたスキームが頭に入っている事を
熱意をもってアピールしながら提案するのです。
ただし、注意点として、
リスケにより資金繰りは楽になりますが、
大きなマイナスもあります。
それは、信用のランクが下がることです。
いわゆる通常債権から要注意債権に格下げになります。
格下げになると、新しい融資が受けられなくなります。
当然、保証協会の保証も得ることが出来なくなります。
割引銀行が1行しかない場合、当該銀行でリスケ以降、
割引できなくなる可能性があります。
したがって、リスケ前に短期資金調達や
手形割引先の新規開拓し確保する、
支払先に回し手形(手形の裏書譲渡)での支払い承諾などの
準備の必要があります。
ただ短期間でリスケを終了させ、返済を再開し2〜3年黒字を
計上すると、通常債権に戻ります。
リスケジュール交渉が成功して
金融機関から返済の猶予の了解が得られると、
当面の資金繰りは安定します。
もっとも、リスケジュールはあくまでも
短期的な止血処理に過ぎません。
リスケは確かに資金繰りを楽にさせます。
しかし、返済を据え置いてもらった場合、
その間の据え置いた返済額は、
まけてもらったわけではありません。
据え置き期間が終わった後に、その金額と
本来の返済すべき金額を加えて、返済しなければなりません。
据え置き期間は楽ですが、その後は倍の苦労が待っています。
また、リスケジュールによって、
目先(半年〜1年)の資金繰りに目途がついたとしても、
リスケ後に資金がショートしてしまえば、
リスケそのものの意義が失われてしまいます。
この許容された期間を「最後のチャンス」認識し、
抜本的に経営改善に取組まなくてはいけません。
弊社は、豊富な融資経験(貸す側も借りる側もおります)、
交渉経験を持つコンサルタントが、
金融機関の内部事情、思考パターンをふまえた
リスケジュールの方法をお伝えしています。
また抜本的な経営改善についてもお手伝いをしています。
お気軽にご相談下さい。
尚、個別守秘相談も毎週月〜金曜日、
弊社コンサルティングルームにて開催しております。
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